それではアーユルヴェーダってなんですか?という方へご説明いたします。
アーユルヴェーダ(ayurveda)は、サンスクリット語の「アーユス(aayus|生命)」と「ヴェーダ(veda|知識、学問、真理)」が合わさった言葉で、 「生命の科学」ともいわれる、インドにおける伝統医学です。
アーユルヴェーダは、自分自身が自らの心と身体の状態を知り、心身共に調和のとれた健康的な生活おくる方法について教えてくれます。
病気を患ってしまっている場合の治療についてはもちろんですが、そもそも病気になりにくい心身をつくること、健康を維持し病気を予防するという予防医学の側面を大切にしています。
アーユルヴェーダは、心と身体の繋がりを理解し、自ら心と身体を癒していく方法(技術)を教えてくれる「知識」そのものなのです。
またインドの「医食同源」ともいわれ、身体の状態に応じた適切な食べ物とそうではない食べ物についても詳細に語られており、日常生活における実践的な生活医学でもあります。 (アーユルヴェーダライフよりhttp://www.ayurvedalife.jp/)
そうなんです。日本においてはアーユルヴェーダはリラクゼーションの一種でしょ?
なんて言葉もよく耳にしますがインド、スリランカにおいては伝統的で実践的なれっきとした医学なのです。
私も数年前にインドに行くまではそう思っておりました。しかし、未だに根付くインドの習慣(沐浴など)や人々が生き生きと生活する様を目の当たりにしたときに「ここには私たちが失ってしまった大切な何かがある」そう漠然と思い、色々と調べていくうちにアーユルヴェーダにたどり着いたのです。
私は幸い今まで大きな病気も怪我もしたことはありません。
しかし、それだけで完全な健康状態にあるといえるでしょうか?
アーユルヴェーダでは身体には「ヴァータ(風・空のエネルギー)」「ピッタ(火のエネルギー)」「カファ(水・土のエネルギー)」の3つの性質のエネルギーが働きかけているとされています。
これらのエネルギーは「ドーシャ」と呼ばれ、「不純なもの」「病素」という意味があります。
あらゆる身体の現象の基礎にはこのドーシャの働きがあるとされ、日々の心身の状態や季節によってかわる体調の変化、また個々人によって差が出ることなど、これらのエネルギーによるものと考えられています。
アーユルヴェーダでは、これらの「ドーシャ」がバランスの取れている状態を健康と位置付け、そのバランスが崩れると健康を損なう状態になると考えます。
各々のドーシャのバランスが保たれた状態において、身体としての構造が適切で、新陳代謝も適当に行われ、体内の循環も活性化され、その状態を身体が健康であるとしています。
これらの心身に働きかけるエネルギーについての考え方は、中国医学における「気」の考え方にも近く、特に「トリドーシャ」の働きはまさに「気」そのものに相当すると考えられます。
「気」の医学では「心の状態が不安定→気の流れが乱れ→肉体のバランスの崩れ(病気の状態)」とされますが、アーユルヴェーダにおいてはより心身相関の重要性が説かれています。 (アーユルヴェーダライフよりhttp://www.ayurvedalife.jp/)
このように心の状態によって身体に大きな変化をもたらし、また心の状態は常に一定ではないということは身体の状態も常に変化し続けているものであるということが言えますね。
『病は気から』昔の人は良いこと言いましたねー。。。
ですので、毎日身体も心も健康で楽しく過ごせるように、と考えられて今から約5000年も前に書かれたものがアーユルヴェーダの教典なのです。その中からサハスラーライーストではリラクゼーションとしても気持ちが良く効果も高いアビヤンガ(オイルマッサージ)そしてシロダーラを中心にご提供しております。
こちらのご説明はまた次回に*
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